サウル息子見たよ。

 

jafの会誌にゲオの無料券が付いてたんで、借りてみたよ。

去年のアカデミー外国語映画賞を受賞してるハンガリー映画。
アウシュビッツでゾンダーコマンドをしている主人公が息子の亡骸をユダヤ式の埋葬してあげるために頑張るお話。
収容所では基本、毒殺→火葬だったみたいだけど主人公は土葬してあげたかったみたい。

主に主人公をアップに撮影しながら話は進んでいくって手法で、周りはピンボケしているのよ。
そのピンボケしているところでは山積みになった死体の処理や銃殺、処分場で流れた血の掃除などエグいシーンが沢山写っていて、ボカすことでグロさを抑えてるって感じ。
まぁあれくらいのグロさなら別に移しても大丈夫そうな気はするが。
遺体が裸体なのは色々とアウトか?

一番はレーティングを下げて色々な人に見て欲しいの感じなのかなーと思ったけど。
この前ドラマのハンニバルとトゥルーブラッドのイギリス版買ったけどどっちもR18指定だったしね。
ヨーロッパは結構レーティング厳しいイメージ。


しかし見終わった後の感想はと言うと、正直微妙と言うか日本人が見てもあまり理解できない映画なんじゃないかと思う。
ラビとか、カディシュとか知らない単語が出てくるから調べながら見たけど。ゾンダーコマンドだって一般人は知らないでしょ??
あと主人公が死んだ息子の事しか考えてないのがなんとも…もうちょっと周りを見ようぜ?
あの極限の状況の中で息子が殺されるのを目の前で見たらああなっちゃうのかなぁ…
息子の死を目撃した時点で(映画の冒頭)で主人公は壊れちゃって、その後は本当に息子を埋葬するためだけに生きたって感じだったし。
最後に子供を見たときの笑顔が「代わりが見つかった!」って笑顔なんではと勘繰ってしまうw